2020.7.10 K

今回は三浦半島東の剣崎へ出掛けた。

パートナーはK氏である。

明るくなる頃に到着して一路釣り座へ。

雨予報もあり釣り人は誰も居ない。
よって目的の釣り座へ入れた。

狙いの釣り座はK氏に譲り、Gure8は左ワンド川へピトンを打ち込む。

今回の目的はモアザンLBDの磯ルアーデビューもあり、ワクワク感漲る思いだ。

海況は好みのやや速い潮で波もサラシが出るほどの太めの幅である。

早めのブラックファーストを取りながらK氏の釣りを見学。

餌は取られず、右に速い潮だ。

K氏の右側にははっきりとしたヨレカベが発生しているのでポイントはここのようだ。

しかしGure8はK氏の釣り座を超えないと流せないのでそこは諦め、先ずはルアーロッドをチョイス。

ここでミスに気がつく。
前日に巻いておいたPEスプールではなく1.85号のナイロンラインスプールが装着さらている。

そうスプールを間違えて来たのだ。

BB-Xリールにはナイロン1.5号とPE0.6号を持ってきたので、これなら変えるかと迷うも、やはりモアザンを使いたい。(これが後の失敗になるとは・・・)

チョイスしたルアーは12gのTOPウォーター。

早速投げてみると追い風も手伝って超遠投が出来る。

その3投目に沖でワカシがヒット。

ここでモアザンの機能を試してみる。

先ずは単純にゴリ巻きするとあっという間に磯際まで寄って来た。

型も小さく35cmのワカシを簡単に抜き上げる事が出来た。

物足りない感は否めないがモアザンは力の有るギアであり、両型でないと面白くない感は否めない。

その後もルアーを追ってくるも見切られているみたいで喰い込んで来ない。

シンキングミノー・メタルジグ・ワーム系と取り替えるもやはり喰い込まない。

そして巻き疲れてしまい、ハンドルを左巻きに付け替えて再度挑むも、やはり状況は変わらない。

ここで少し早めのブレックファースト。

K氏は潮目まで流しているが潮目の手前で付餌が取られているようで餌取りに苦戦している。

見た感じはヒトヒロ半下あたりまで餌取り、その下あたりが狙い目に思える。

食事を終え、コマセの準備に取り掛かる。

今回はオキアミ2枚に集魚剤を2袋も用意してきた。

先ずは塊で下層へ届くように一枚はオキアミを小さく刻む。

集魚剤を混ぜ硬めに仕上げ、もう一枚をのオキアミを原型のままバッカン端に詰め込む。

道糸0.6PE、中ハリス1.7号ヒトヒロ半、下ハリス1.5号フタヒロ、ウキ自作000+、針スレ4号。

そして早速一投目からサミングしてから5秒ほどでコッパオナガが乗る。

更に三尾連続でコッパオナガだ。

掌サイズだけにその下を思考して喰わせ鉛G7を針上50cm程に装着。

ここで足裏までのクチブトに切り替わる。










更に下層を狙うもここからはアタリが無い。

よってこの棚でのクチブト狙いとなるが型は上がらず、手の平を少し超えるまでの数釣りになる。

ここで思考を変えてオナガ狙いに切り替える。

ハリスウキG2を装着してハリスには2段のガン玉を打ち縦切りで撒いたコマセの道に沿ったコマセの中をヒトヒロアタリから小さくサビク釣り方に変えてみると今度はオナガに変わる。

25cm強までのオナガの連打となる。

しかし、キープサイズでまでは出ず苦戦を強いられる。

ここでいつもの昼寝タイムを取る。

この昼寝の間にK氏はクチブト28 cmを、釣り上げたようだ。

再開するもコッパオナガばかりなので、いつものバーベキュータイム。

ここで1時間強ほど過ごし、またもルアーに切り替えてみる。

その数投目に沖50m付近でで激しいアタリ❗️

ゴリマキで足元まで寄せる。
モアザンの威力を発揮するも、足元でリーダーとの結び目が飛んでしまった。

PEスプールを忘れてきたミスがここで悔やまれる。

先程のワカシサイズではなくイナダまでのサイズに見えただけに残念である。

そのあとは続かず、またフカセに切り替える。

その数投目に引っ手繰るアタリ。

何度も糸を出すもスットブレーキの恩恵を受け何とか足元まで寄せた。

40cmはあろうかと思えるオナガだ。

タモを取りに行く途中で最後の突っ込みをくらいハリスを綺麗に切られた。

またもミスである。

もう少し空気を吸わせておけば取り込めたはずなのに・・・。

この後は、しばしコッパオナガと遊ぶも型は出ず仕舞いだ。

そして激しいスコールに合い、20分ほどシャワーを浴びる思いで耐えた。

ルアーに持ち替え3投目にまたもワカシだ。

今度は30 cmほどである。

まるでイワシでも釣ったかのような軽い巻き味である。

モアザンLBDは良型向けなだけにやりとりの楽しみは先程バラした型ぐらいでないと楽しめない。

結局キープはグレ1尾、ワカシ2尾と貧果であったがバラシ2尾のやり取りも寄せまでは楽しめたので良しと出来る釣果とした。

Kさん今日もありがとうございました。

車までの帰り路でもシャワーを頂いた。

重い荷物の歩行ゆえ、気持ち良いシャワーであった🤭




2020.6.20 M
前日からの雨で釣行を躊躇うのだが、明け方には止んだので一路三浦へ向かった。

K氏と待ち合わせをするも、お互い遅くなるが、雨の恩恵で磯は無人状態。

よって好きな釣り座を選べた。

今回は修理から戻ったオレガ別誂にモアザンLBDを組み合わせでのテストでえる。

今回は餌取りが多いと想像してコマセも一工夫することにした。

餌取り用にバッカン半分にアミ海老とグレ11で練り上げ、後の半分はオキアミを崩さずV9で仕上げた。

手前にはアミコマセ、沖にはオキアミコマセと分けて撒いておく。

予想通り手前には小鯖、トウゴロイワシの群れが。

沖にも波紋は現れるもその下にはグレがいると信じて、第一投目。

その一投目にコッパがのる。

その後もコッパが一投に一尾と乗ってくる。

その後、遠投に切り替えるもコッパだけである。

重い仕掛けに変えるとバリ、小鯖に変わってしまう。

今回も2時間ほど仕掛けを替え、ポイントを変え頑張ったのだがコッパから逃れられないので、いつものように休憩とする。

磯はあっという間に釣り人、キャンパー、バーベキュー客で溢れ、竿を出せる釣り座はほとんど埋まってしまう。

休憩中にgure8の釣り座まで2人のアオリイカ狙いの若者に占拠されてしまう。

まぁ、コッパだけなのでそのまま放っておいた。

休憩後は狭い中、K氏とgure8との間に二人のルアーマンとで並んで竿を出すことになった。

当然お祭りが頻繁に起きる。

このルアーマン2人と話してみると釣りは始めたばかりとのことだ。

仕方なくそのまま受け入れたのだが、こうお祭りが頻繁だとやりにくい。

よってこちらは磯際狙いならなるのだが、やはりコッパばかりなので、少し早いバーベキュータイムとした。

2時間ほどワインとバーベキューで過ごす。

ここでやっと2人が撤収したので、思い通りの釣りが出来る。

仕掛けを馴染みの速さと軽くさを思考して、中ハリス1.7号フタヒロ、下ハリス1.5号ヒトヒロ強、ウキ00M、針を4号、ハリスにG6を打つ。

これは前後のフロロカーボンの重みを利用し、ウキを中心に前後の重量バランスをコントロールした棚キープの方法だ。

これで狙いのヒトヒロあたりを張りながら流せるわけだ。


この仕掛けに替えてオナガのコッパに変わる。

ここからはオナガオンパレードとなるが最大足裏と型は出ない。

お隣には若いカップルがコッパを連打している。

とても楽しそうなので一枚パチリ📷。


gure8もここでやっと気持ち良いアタリ。

明らかにオナガらしきアタリだ。

呑み込んだようで4号スレ針がグレの口内を滑りながら出てしまったようで、溜めた時に針外れである。

針をネムリタイプの5号に結び替えると、狙い通りまたまたキツイアタリだ。

今度はしっかり針に乗った。

そして際まで寄せてタモを持った時に最後の突っ込みをくらいプッツん、ハリスを切られた。


こんなコッパばかりの中のワンチャンスをものにできないのは情けない。

時刻は4時を回りコマセは底をつき始めた。

ここで最後の勝負と仕掛けを新しく作り替える。

ウキ000M、ハリス1.7号を4ヒロ取り、その中にウキを通す。

もちろんウキ止めは無しだ。

針を合わせちゃダメジナ5号に結び変え喰わせ鉛を針上15cmに装着。

沖までコマセ軌道に合わせて張らながら流すとまたもオナガが乗って来た。

しかし28 cmと小型。

迷ったのだがこれまでボウズゆえそっとキープした。

その後はまたコッパオナガばかりとなりコマセも消化したので納竿とした。

相変わらず実釣時間は短いのだが、これだけ餌取りが多いと40cmのバッカン一杯に作ったコマセはあっという間に消費してしまう。

キープは小型一枚と情けない釣果になってしまった。

この季節の辛い一面でもある。

Kさん今日もありがとうございました。

2020.5.30 MIURA

今回も知人のご厚意で駐車場を貸して頂く事になり、三浦へ出掛けて来た。 

パートナーは磯シェフのT氏だ。

三浦の公営駐車場か未だ閉鎖されているので、今回は釣り人は居ないと思っていたのだが、なんと満杯状態だ。

そう、入路の所々に10台ほどバイクが駐車してある。

車で来れない分、バイクの釣り人が増えていたのだ。

今日の海況はほぼ無風、べた凪とまるで釣り堀のような状況である。

コマセを撒いてみると餌取りの大群が待ってましたとばかりに姿を表す。

小鯖、コッパ、キタマクラ、スズメ、バリと海中はカラフルな模様が海面まで浮かび上がるほどだ。

しばらく足元にコマセを撒きながら様子を見るも網で掬いたくなるほどだ海面へ湧き上がる。

厄介なのは小鯖だ。

こいつは泳ぎも早く例年悩まされているので鯖避けは心得ているつもりだが・・・

さて実釣だが、1投目からコッパが乗る。

覚悟はしていたが一投ごとにコッパが乗って来る。

しばらくは楽しいのだが、この掌コッパの連打には流石に飽きてくる。

沖に狙いを変えてもコッパコッパだ。

磯際へ切り替えると今度はオナガが突っ込んで来る。

元気にラインを引っ張っていくから多少は遊びの釣りが出来る。

コマセの競争を演出するとオナガ、セオリー通りなら口太となり、早くも30尾以上は釣っただろうか。

2時間ほど頑張ったがコッパ祭りから逃れられないので、ここでいつもの磯昼寝とした。



鍋食材用に大きな蟹を手掴みで集めるISOchef
鍋食材用に大きな蟹を手掴みで集めるISOchef
1時間ほどで目覚めると目の前にはバーベキューの準備がされている。

T氏の計らいで寝ている間に準備をしてくれたようだ。

少し早いバーベキューであるが午後の潮に期待をして早めに繰り上げてくれたのだ。

プチ宴会をしながらお互いの共通株やら国際通貨などの売買話で盛り上がり2時間ほどを費やす。

おおらかな釣りをするT氏だが、経営となると熱が入るから面白い。

独自のFX知識とAI技術を駆使して短期で利益を上げる話は良型を釣り上げるに等しい話であった。

さて後半だが、釣り座を移動してみた。

刺し餌は自宅で蜂蜜漬けに加工したオキアミに取り替えてみる。

ここからはコッパオナガ祭りの始まりである。

多少サイズはあがるもコッパオナガ祭りは盛況である。

時折足裏のオナガが混ざるもキープには至らない。

棚を下げてみると今度はバリの連打である。

やはり上棚が有利と遊びを兼ねて上ウキを00+(自作)、ハリスウキ0をヒトヒロに装着して針上にG3を打つ。

コマセと仕掛けの同時に打ち、コマセの軌道に合わせて沖から上層をサビクと狙い通りオナガが連打する。

最長28cmほどである。

ここでアクシデント、アタリがあり、巻き取る際にラインがスプール内側に絡みラインが手元で切れた。

直ぐにラインを掴み取り手繰り寄せる。

危なく仕掛けごと持って行かれるとこであった。

そして更にアクシデント、手首がチクッとした。

今度は蜂蜜に影響されたのか大きな蜂が手首に張りついた。

直ぐに払い退けたお陰で刺ささりが浅く多少の痛みで済んだのだが、肘から肩あたりまで痺れて来る。

オキアミとV9で新しくコマセを作り4時過ぎの地合いまで休憩することにした。

さて本日の本番タイムだが、やはりコッパオナガの連打となる。

棚を1mほど深く取ると、ここで口太28 cm、時折バリも混ざる中、更に28 cm。

この2尾は恥ずかしながらキープさせていただいた。

この後は喰いが止まりそこで納竿とした。

Tさんバーベキューに貴重なお話しありがとうございました。



2020.5.14 MIURA

三浦では公営駐車場は全て閉鎖であり、釣に行けない日々である。

そこで朗報が飛び込んで来た。

知人の計らいで駐車場を貸していただけるとの事だ。

先日来から、T氏からお誘いを頂いていたので早速T氏にその旨伝え、そちらのお宅で待ち合わせする事にした。

さて、釣り場までは徒歩で25分ほどかかるのだが重い荷物を背負い複雑な道をゆく。

釣り場に着くも案の定釣り人はいない。

風予報8mであるが体感は10mほどに感じる向い風である。

海面は荒れていて波飛沫が激しく飛び交う釣り座だがこの際贅沢は言えない。

さて本日のタックルだが、ロッドは1.2号、懲りずに購入したシマノ PE0.8号を巻いて来たのでこいつをチョイス。

ハリスは海況を見定めた上、中ハリス1.75を2m取りその中へ0マイナスウキとストッパーを通す。

下ハリスは1.5号フタヒロ取り合計フロロハリス2.5ヒロほど取って馴染み重視でのスタートだ。

しばらく足元にコマセを入れると大量に小鯖が湧き始める。

時間を追うごとにこの大軍は増え続ける。

案の定足元では小鯖が釣れ続く。

よってやや沖の両サイドへコマセを撒きわけて二箇所を攻めてみる。

沖と言っても向い風が強くコマセが飛ばないので際より少し沖という事なのだが。

ここからコッパ時々小鯖となる。

海況は濁りがキツく、足元以外海中は見えないこともあり、こんな状況から逃れられない。

ここで軽く休憩のつもりが風裏の暖かさもあり、磯での本昼寝となり12時頃まで寝てしまった。

いつものバーベキュータイムが近づく。

昼寝で場を休めた事もあり、バーベキューまでの10分と決め、その1投目に27cm程度の足裏が乗る。

そのあとはまたコッパの連打となりと、竿を起きバーベキュータイムとした。

1時間半ほどワインと焼肉や鍋などで過ごすと今度はワインが効いて来たのか、さらに昼寝をする。

相変わらずだが、地合いらしき時間にならないとスイッチが入らないのも悪いくせである。

結局、時刻は2時半を回り、やっと釣り座へ戻る。

ここからはコッパの中、足裏が数尾乗るもサイズが上がらず内側のワンドへ移動。

なぜなら風が更に強くなる中、潮が前に送られる引かれ潮が発生していたからだ。

これなら沖のヨレまで仕掛を届ける事が出来そうだ。

右へひたすらコマセを撒き、なるべく餌取りをひきつけておき、左引かれ潮に時々縦に撒いておく。




しかし、狙うポイントまでに餌が取られているようで全くのピンボケな仕掛けのようである。

それでも沖ヨレしかないと思考して、仕掛けを根本から作り直す事にした。

沖狙いと言っても向い風が強く遠投は出来そうもないので、この引かれ潮が頼みの綱である。

しかし強風の上、高波の海面を滑らせてはウキが先行してしまうし、ハリスは踊ってしまう。

先ずは沖までラインメンディングしやすいナイロンサスペンドラインに取り替える。

ウキは沈みすぎないように自作した00マイナスのウキを通す。
(本当は使ってみたかっただけ。)

現状の塩分濃度と上潮の速さなら海面下1m以内で留まる筈だ。

更にストッパー2本を装着し、下ストッパーには小さな棒状のハリスウキG2を装着した。

そしてハリスウキ下にはG2・その下ハリス真ん中にG6針チモトにG7を打つ。 

これで針を先行させながら、ハリスウキが中間浮力を保ち仕掛けを針先行で導いてくれると同時に角度を保てると言う理屈なのだが・・・。


まぁ、現場ではこの仕掛に落ち着くまでハリスウキの交換やガン玉の付け替えを何度もした。

コマセはひたすら引かれ潮入り口に撒き続ける。

そして、引かれ潮終点あたりのヨレまでウキを止めながら流し、ハリスウキが止まったらスラックを出してハリスウキから上ウキが吸い込まれるようにコントロールする。

更に小刻みにスラックを出しながら狙い棚ごとに張って待つと、やっと足裏が乗り始めた。

この沖では幸い小鯖は居ないのだが足裏グレとバリの餌取り合戦の様相となる。

バリは4尾も連打する。

それでも雰囲気は悪くない。

ただ棚が掴めないので足裏が釣れた棚に黄色のウイリーを結びウキを半誘導にする。

更に目印に黄色のウイリーをウキ止め上40cmほどに結ぶ。

ポイントで、ハリスウキ、上ウキが吸い込まれ、ウイリーまで来たらほんの少しスラックを出して数秒待ってから張ると、『クッ』というようなテンションが伝わる。

餌は取られたがこの棚が怪しい。

この方法で数投目に明らかなアタリが伝わる。

少し待ってから軽く合わせるとグーンと引き込んでくれる。


仕留めたのは32cmのでっぷりしたグレである。

型は小さいがこれだけ体高があるのも珍しい。

この後はまた足裏程度に戻ってしまい、この一尾で納竿とした。

T氏はこれほどコッパを釣ったのは生まれて初めてだと呟いていた。

誰もいない磯、久しぶりのバーベキューも堪能でき、今回も自粛ストレスを発散できた釣行であった。

Tさんありがとうございました。

駐車場を貸してくれた🙆さんありがとうございました

2020.4.27 M
前回、前々回と良型のバラシが続き、リベンジでMへ出掛けた。

午前中に入磯するも釣り人は3人であり釣り座は久しぶりの高台に乗ってみた。

海況は凪であり風も弱く、苦戦を強いられる感は否めない。

よって、仕掛け沈下のコントロールが可能で軽い組み合わせを思考する。
ウキ00S、ハリスは沈みバランスを考慮して上ハリス1.5号フタヒロ、下ハリス1.2号フタヒロ取り、針はスレ4号、ノーガンでスタートとした。

今日は夕方まで行う予定でオキアミ2枚、V9特用2袋とバッカンは激重である。

マズメの地合い目的もあり二潮釣りが目的だ。

さて、実釣だが、沖狙いでコマセを30 杯、足元へ潮向きに20杯撒いておく。

すると小鯖が大量に発生してきた。

これは厄介である。


更にバリまで現れるから「厄介」は二乗である。

しかし、活性が高いと前向きに思考することにした。

やはり一投目から瞬殺の如く当たりもないまま餌が取られる。

この状態が続くので何が餌を取っているのか調査。(小鯖とはわかっていながら釣りたいだけ(≧∀≦))

針をスレヒネリ3号で試してみると、釣れて来たのは鉛筆ほどの小鯖である。

その後この鉛筆ばかりである。
早くも小鯖を掴むタオルはベトベトとなる。
これではサバ釣りに来たようである。

ここで作戦変更、下ハリスを1号、針を太軸の3号に変えて沈下スピードを早めるため極小の張り込み鉛をハリスに通しておく。

少し重くなった途端に今度はバリである。

お隣ではご夫婦で竿出ししているが、やはりバリと小鯖が目立つ。

そしてお隣のご主人がグレを引きづり出した。 

これは35cmほどであり、Gure8もテンションが急上昇。

バリ・サバに慣れてしまうと惰性釣りになってしまうだけにこのグレは刺激となった。

狙いを変えるため、右沖にコマセを20杯ほど撒いておき、足元には広範囲にサバ、バリを散歩させておく。

沖で足裏のオナガ、クチブトと3尾連打するも、足裏程度でキープには至らない。

そして、またバリが乗り始める。

今回はなるべく休憩をせずに2時間ほど粘ったのだが、コマセが餌取りを居着かせる悪影響となる。

また釣り人も少ないため、コマセが少ないこともあり鯖が居なくなることと場を休めるたるため、いつもの休憩タイムとした。



少し寒いので車に戻り、のんびり車内で温かいコーヒーで過ごす。

しばらくして磯へ戻り、後半に備えてオキアミ1角にV9でコマセを仕上げておく。

1時間ほどバリと鉛筆に遊ばれる。

ここで前回同様きついアタリだ。

今回はファイヤーブラッドにストロングギアのタイプGなので強気のやりとりだ。

前回の事もありややきつめに設定していたドラグがジリジリ回り始める。

構わずリーリングすると伸されるほどに3番4番が絞り込まれる。

これに耐えて粘るも力負けして再度絞り込まれる。

これではハリスが耐えられないかと判断する。

それに角度を保つためにも糸を出した。

これが判断ミスであり足元の根に入られてしまう。

もう一踏ん張りするべきだったか、ベールを開けて一度フリーにするべきだったか、など考えながら5分ほどバカをくれるとやっと出てきた。

 ここできつく煽ったのだが力みすぎた。

また隣の根に入られた。

この根には回られたようでびくともしない、しばし張って待つも、待ち切れずラインブレイクさせて回収。
3度目の正直と言うが、2度あることは3度ありとなってしまう。

幸い下ハリスが切れたのでウキは回収出来た。

場を休めるためと地合い待ちでしばし休憩をとる。

休憩しながらコマセを撒いていると下画像のように手前がバリその後ろにグレが湧き始めた。

上層は30cm程だが下層には良型が見える。

そんなグレが磯際に湧き始めたのだ。

グレが散らないように塊では撒かず、空中でばらけるように縦横へと撒き続けると更にグレが集まって来た。

上層をざっと見るだけでも50尾以上は確認出来る。

スタート時点からコマセを足元に撒き続けていたこたが功を奏したのだろうかはわからないが、コマセをたくさん持ってきた甲斐があった。

Mの足元でこんな光景は稀であり、胸が高鳴る。

そっと立ち上がり後退りして仕掛けを組み直す。

ウキ000DVC、ハリス2号を3ヒロ取り、ノーガン、針は勝負仕様のひねくれグレ6号、シリコンゴムひとつに仕掛け楊枝のストッパーに替えて棚は矢引に設定。

ハリスを長めにしたのは1尾ごとに針外しはせず、チモトからハリスを切り、針を結び直すためと馴染みの速さを思考してである。

そして直ぐに答えが出た。

狙うポイントのグレに刺激を与えないようにアンダースローでポイント沖へキャストしサミングすると同時にコマセを切り撒く。 
更に次のキャスト用に2杯ほど撒いておく。

狙うポイントへ仕掛けを戻し誘導する。

直ぐに微妙なアタリ。
小さく張り戻すと穂先がグーンと持っていかれる、この瞬間がたまらない。

そしてしっかりと乗って来た。

周囲のグレに配慮して小さく俊敏に合わせる。
細軸で刺さり重視のスレ針ならではの小さな合わせが効くからだ。

また合わせが大きいとグレが怒って暴れてしまうわけで、これでは集まって来たグレを散らしてしまうことになる。

故に即、1mほどグレを引っ張り上げてからベールを戻してタメに入る。

これはグレが暴れ出したとしてもアタリ棚より上層なので下層のグレだけは落ち着かせておきたいと言う思考である。

最もグレの頭がこちらに向いていないと却って暴れさせてしまうので合わせは小さく引き上げは素早く、この一連の動作を俊敏に行うと言うことになるわけだが。

コマセは絶やさず広範囲に撒きながらロッドを横に向けて針を結び替える。

そして次も同じようなアタリで更に30 アップ。

ここからスレたのか付餌が取られるだけで喰い込まない。

ロッドを真横に向けて釣り座から一歩下がりグレから見えない工夫をしているのだが、まるでこちらを見透かしているような有り様だ。

針を4号へ落とす。
ハリスウキを装着と言う選択もあるのだが、ハリスウキは軽く仕掛け沈みのコントロールがしにくく下層棚を探りにくい。

ここではコントロール可能なDVCが有利と判断。

よって旧型の小さめのDVC 00をチョイス。

浮力調整のシリンダーをいっぱいまで締め込み馴染みと同時に沈む設定にする。

ストッパーと楊枝もグリーンから透明なシリコンゴムと楊枝に替え、すべて色ものを外す。

ここからはセオリー通り、目視出来る範囲から1mほど外側の更に50cmほど下層狙いに切り替える。

これでまた30 アップを取り込む。

針を5号に結び替える。

またスレたようで、同じポイントでは喰い込まなくなる。

そこで早い沈みと張り込み用にガン玉6号を針上15cmに打ち、ストッパーを30 cm引き上げる。

コマセは下層までは届いているはずなので、上層から同調させるより下層への馴染み速度に一工夫することで下層15cm 幅で喰わせる演出にした。

狙う外側のポイントより更に沖へ仕掛けをキャスト。

コマセは狙うポイントへ切り撒いておく。

沖でウキを1mほど沈ませてからゆっくり仕掛けを狙うポイントまで引き戻す。

ここで馴染むまではティップの操作で少な目にスラックを出す。

ウキが沈み、適度に沈んだ頃ティップ操作でスラックを伸ばして軽く張る。

ここで15cm幅で誘う。
《この時リールで糸を巻き取ると不意のアタリに対応が遅れてグレは反転してしまいう。
よって頭をこちらへ向けさせることが厳しくなると思っているからだ。これはあくまでもGure8 流なのだが・・・。》

ウキがぼんやり見える程度の棚でウキを止めると狙い通りツンツンと言う手応えだ。

こいつは張り戻しを3回も掛けてから喰わせた。

先ほどより重量感がある。

磯際だけに真っ直ぐに取り込むのはきつい。

強引なやり取りをすればグレを暴れさせてしまい、折角湧いたグレが散ってしまう。

故にベールを開けてラインをフリーにして沖へ潜らせてからロッドを右に傾け、一気に右へ誘導するように引き上げる。

そして際まで寄ったら、左へ誘導し更に右へ誘導する。

こいつは左右に振って横向きで取り込んだ。
37cm今日一のグレだ。

再度同じ方法で仕掛けるが付餌は無くなるも喰い込まない。

手元にツンと言った咥えた感はやってくるが喰い込まないのだ。

最初に釣れたポイントより数メートル沖になってしまったせいなのか見破られているのか付餌を飲み込んでくれない。

このまま湧いた状態が続くかわからないゆえ、より低層の型狙いか、釣りやすい浮いているグレに標準を当てるか迷う。

それは低層でも手元に反応はあるのだが、喰い込みが悪く噛んだ後はあるが数回続いて喰い込まないからだ。

この辺りから雨が降り始めた。

よって原点回帰だ。
最初に釣れた磯際ポイントに狙いを戻す。

仕掛けを矢引に戻した一投目に今度は待ってましたとばかりに引っ手繰る程に気持ち良いアタリだ。

これこそグレ釣りのTruevalueだ。

これで更に1尾を追加。

ここまで37頭に36・34・33・32・31と6尾キープだ。

空は雲が覆い雨が本降りになる。
撤収が頭を過ぎる。

カミナリまでが帰れと言わんばかりに唸る。

コマセはまだ残ってるし、湧きグレは未だ集会中だ。

しかし引き際も肝心であり、この湧きグレを充分に楽しませてもらった。

カミナリの唸りが響く、いくぞと言うような誇張音だ。

ここで納竿を決断。

頻繁な仕掛け交換や針結び、間断なく撒き続けたコマセ・・・これほど忙しい釣りでもGure8には愉快適悦であった。


この爽快感は自粛のストレスをしばらくの間は吹き飛ばすエネルギーとなるであろう。


Apology:お詫び 
本日4月27日からStay Home週間であったがGure8はそのことを知らず、帰り際、警察官から三浦の公営駐車場は全て閉鎖することの協力要請を受けた。

近隣の方々、警察官の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。








2020.4.19 m

今回は単独で磯へ出掛けた。

コロナウィルスの影響で自粛が長く、GURE8には、ストレス発散方法としては磯が何よりだからだ。

駐車スペースへ到着するも12mの強風でしばし車内で待機。

仮眠のつもりがしっかり寝てしまった。

急いで磯へ向かうもほとんどの釣り座は波を被り釣り人達が高台で待機している。

防水ウェアもライジャケも着ていないビギナーが多いこともあり、恐くて釣り座に入れないようだ。

それも大人数が高台にいる。

Gure8は防水ウェアなので波を被るのを構わず少し高場に釣り座を構えた。

荷物を置きチャランボを打ち込むのだが、それだけで荷物と身体はびしょ濡れである。

気温12度と首から滴る海水が身体を冷やす。

荷物を高台に置き直し、車に戻り暖を取ることにした。

車の中で湯を沸かしカップヌードルで身体を温める。

これでまた1時間ほど休む。



磯へ戻るも、波は相変わらず足下を洗う。

それでも構わず準備をする。

今日は潮が早いと思い、オキアミと遠投用の集魚材と徳用V9で練り込み、踏みつけてしっかり固める。

タックルはオレガにウキDVC00・PEラインにハリス1.5号を4ヒロとる。

これでキャストするも強風と早い上潮で、あっという間に仕掛けは沖に流されてしまう。
海況は風と波の強さで上潮は滑り下潮は動いていないように感じる。

よってコマセと合わせながら流しているつもりだが上滑り潮に乗ってしまい合っていないようだ。

故に付餌は全く取られない。

ウキ留めを結び、ほぼウキを固定にしてガン玉BとG2を打ち針を先行させながらウキを1mほど沈ませ張り流す。

これで1尾目は両型のバリ、更にバリ。

それならともう少し深棚を狙うも根掛かりになりウキをロスト。

仕掛けをやや軽めに変えるも浅いとバリ、よって深棚狙いになるが、また同じパターンでウキをロスト。

早くもウキを2つロストしてしまう。

それでも深棚だと付け餌は取られず、バリだけでは仕方がないので、竿を置き昼寝タイムとした。

さて、登りの潮に変わるも相変わらずの高波であり、仕掛けを同じように作り直す。

またここでウキをロストする。

ウキパラソルをと思う間も無くウキは沖に流されてしまう。

早くもポケットからDVC00は3つポケットから旅立った。

仕掛けをDVCのBで作り直したが、ウキ下が重く、全くのピンボケであり、さらにこれでまたウキをロスト、早くも4つである。

やはり00のウキがベストであり予備のウキポーチを覗くとDVCはあとひとつ。

だが買い集めておいた他の00ウキはまだたくさんある。

少し面倒な釣り方になるが、ここから沖狙いへ作戦変更だ。

メンディングを考慮して、ナイロンラインのスプールに取り替え、ハリスを1.7号4ヒロ、ノーガン、ウキ止め無し、針は手持ちの中で軸が太めの半スレ4号に取り替える。

軽い仕掛けなのでラインが海面下に干渉してしまうと仕掛けを狙い棚まで送れない。

 よって海面に置いたラインが海面下に噛まないように、早い潮ではスラックを早め早めに出し、止まる潮では直線状に巻き戻してラインを剥ぎ取り、風上の海面に置き直す。

ナイロンラインに替えたのはこよのような沖でのメンディングがPEラインでは不可能だからだ。

このコントロールを何度も繰り返してポイントまで流す。

狙うヨレまで来たら沈んだウキの深度を思考しながらウキを止める程度にロッドの穂先を使って張る。

この時、張りっぱなしだと咥えた餌に穂先の圧力がかかるので張っては戻すを小刻みに繰り返し棚をキープさせて置く。

とても面倒なのだが釣れなければ意味がない。
正しいかどうかはわからないが、自己流である。

ここでやっと足裏が乗る。
更に2尾同サイズ、だがキープには至らない。

そして27cmのオナガ。
こいつは迷ったがオナガなのでとりあえずキープした。

ほんの20分ほどのラッシュであった。

アタリも止まり、ここでしばし休憩(また休憩かよ!)。

ここでE氏がやって来た。

お互いマスク姿で誰だかわからないのだがウェアで判断できた。

潮が動く3時ぐらいまで休憩。
毎度だが休憩5割実釣5割の呑気な釣りである。

さて本番の時刻になり、残りのオキアミを原型のまま混ぜ込みオキアミたっぷりのコマセを作る。

潮は早く強風高波は変わらない、沖のヨレに溜まるように5分ほど大量にコマセを撒き続ける。

この沖ヨレでウキに影響が無いように先程より繊細な作業をする。

沖ヨレまで上潮に干渉したラインを少しづつ剥がしては風上へ起き直すことを何度も繰り返しポイントまで送り込む。

ポイントに入ってから沈む分だけ仕掛けを送り込むため10秒ほど待って穂先でラインを張る。

狙い通りグレのアタリが出始めた。

この方法で30オーバーを連打する。

時折バリが混ざるもアタリは止まらない。

コマセはあっという間になくなるもこの海況なら仕方ないし、この地合いは見逃せない。

そして前回同様、今日一番の強烈なアタリである。

明らかにグレの引きだ。

ためるもドラグは回り続ける。

ドラグを閉めても力が強く、膠着状態がつづく。
ここでドラグを再度締め直してためると『パキっ』
ロッド3番が折れたのだ。

魚は付いたままなので元竿だけでやり取りする。

どうしょうもなく、手で糸を手繰り寄せる。

時間をかけて磯際まで寄せる事が出来た。

その時に折れたロッドのカーボンにラインが触れてロッドごと海中に消えて行った。


ロッドも消耗品ゆえ仕方ないのだが5〜6回程度の使用で折れたのだ。

頃合いよく夕方の鐘がなり、ここで納竿とした。

今日もE氏から神経絞めを借りて締めて来た。

終わってみればウキは5個ロストだが、グレは37・34・31にちびっ子オナガでキープは4尾と実時間は短かったが満足な釣行であった。

ウィルス騒で磯なら安全と思う訳だが、ここはファミリー向けなだけにキャンパー、バーベキュー、釣り客が押し寄せ、稀に見る混雑ぶりであった。

こんな強風高波の中サンダル・普段着の釣り師が多いのもMならではである。

Eさん今日も色々教えていただきありがとうございました。
針はすべてスレ・半スレ針 下3号上4.5.6.7 号(ケース内)今回のアタリ針は右
針はすべてスレ・半スレ針 下3号上4.5.6.7 号(ケース内)今回のアタリ針は右

2020.4.11 M

自粛で体調がいまいちな日々が続き、ストレス過多であり、少しの時間ならと思いMへ出掛けてみた。

到着は8時過ぎ。
この時節なので空いているかと思ったのだが土曜日でもあり磯は満員御礼の状態である。

一応ウィルス対策もありマスクを装着して
釣り人の間隔が空いている釣り座を選んだ


ベタ凪で潮が効かないポイントではあるが入れただけラッキーである。

状況を見て歩いたのだが、餌取りも居ない、潮もベタ凪なだけに角場もべったりであり、何も釣れていない。

よって一発勝負を思考してタックルは強めに組んだ。

今日は新たにシマノのPEライン0.6号とダイワMAXガンマ2000レッドを巻いて来たので、迷わずPEをチョイス。

タックルはファイヤーブラッド・中ハリス1.7号・ハリス1.2サンヒロ・針はいつものスレ4号で組む。
1時間ほどあれやこれやと思考しながら仕掛けを替えてトライしたがアタリなし、餌取りなし、潮は効かず。

やる気も失せたので、昼過ぎからの下げに期待して、ハーブティとトーストサンドを愉しみ2時間ほど磯昼寝をする。

さて、後半であるがポイント作りに柄杓をLカップに持ち替え、左際と右沖にたっぷりとコマセを撒いておく。

仕掛けをハリス1.75号・針5号に作り替える。

さて後半開始であるが数投目にドーンというアタリ。

いきなりドラグが回り始める。

通常30 cmあたりのグレでドラグが効き始める設定だが、ドラグは激しく回りっぱなしだ。

強く締め直しても止まらない。

きつく閉めればラインブレイクになりそうだ。
ロッドを腹ダメして回るスプールを指でブレーキを掛けながらコントロールしてのやりとりとなる。

しばらくこのオペレーションで、糸を出してはタメるの繰り返しが精一杯である。

シモリに張り付かないのでグレではなさそうだ。

相手も弱ってきたのか、なんとか手前まで寄せる。

しかし、ここからまたドラグが激しく回り、また沖まで走しられてしまう。

それならと強気でドラグを閉めてレバー操作で小刻みに糸を出しながらタメに入る。

ここからがまたきつい。

ギャラリーが集まり声を掛けてくれる。

しかし、レバー操作では違和感があるらしく右に走られる。
ロッドを左へ傾けてタメる。

これ以上ラインを出すと右手前のシモリに捕まる。

そこでラインを一旦フリーにするためドラグを緩め再度ドラグのオペレーションに切り替える。

しかし、相手はより右のシモリに走り、スプールを押さえたがパワー負けしていまいシモリに捕まり高ギレのラインブレイク。

なんと新品のPEが切れたのだ。

中ハリスの結び目でウキが止まる設定なのでウキごと持っていかれ瞬時に消え去った。

久しぶりの興奮と落胆が同時に湧き上がる。

こいつはグレではないと思うが、顔も見られず正体不明であった。

腕も痺れてしまい、柄杓を持ちコマセを絶やさずに撒きながら休憩する。

ここでE氏がやって来た。

E氏から最近の三浦情報をいただく。
毎回だが参考になるほど濃い内容なのだ。

 彼は三浦の漁業関連の会社を営んでおり、海を知り尽くしたエキスパートだ。

ゆえに釣り情報は誰よりも長けている。


再開するにあたり休憩しながらも、二箇所へコマセを撒き続けておいたこともあり、やっと足元に餌取りが現れる。

その下には良型のバリが見える。

そして、低層にやっとグレらしき魚影も見え始めた。

ナイロンラインの道糸に取り替えウキをDVC00、シリンダーを締め込んで仕掛けを作り直す。

しかし、狙いは沖、ノーガンウキ止め無し、極細ストッパー道糸がナイロンサスペンドゆえ風とライン重量がウキ下に干渉してしまい仕掛けの沈みが不安定で思うように沈み込まない。

ガン玉を打ちコントロールしてみるがどうも沈み方が上手くない。

やはり軽いPEラインが有利とスプールを元に戻す。

これにハリスを編み込むのだが、風が強く慣れないだけに面倒だ。

中ハリスを1.7号フタヒロとる。
この長さの中ハリスなら今日の潮へ仕掛けを入れ込むにはぴったりであり、小さなヨレならおおよそ海中1m半辺りでホバリングする。

先程と同じ理想的な馴染みである。

ここで張ったラインのマーキングの動きに集中する。

マーキングが少し動く、何度か聴いてみては張り戻しを掛けてみる。

そしてやっと品の良い引きが来た。

これで30 cmほどのグレを取り込む。
やっと獲れた一尾だけにこれは嬉しい。

このグレはタモ入れと同時に針が外れるほど浅い喰いであった。

棚は深く、サンヒロほどだ。
ここからこの棚で仕掛けを張るだけでアタリは連発する。

しかし30cmアップのキープサイズまでには至らない。

そこでSHIMANOの田中修司氏から教わった下潮キープ釣法に切り替える。

これはウキの浮力を殺すためシリンダーを最後まで締め込み、仕掛けを目印のマーキングまで来たら微妙に張りを掛ける。

そして下潮の力のままに沈むように下へ下へと小刻みに仕掛けを入れ込む。

この時は下潮の力を借りるためウキ下を極力軽い仕掛けにする。

ここでアタリが連発するも乗らない。

先ほどより30〜50cmほど下層に思う。


下潮が右へ効いている上、風まで同じ向きだ。

更にノーガンでないと喰わないから下潮に馴染むまでは何度もメンディングを繰り返して仕掛けをコマセ軌道に乗せなくてはならない。

下潮に合わせるイメージで角度作りもデリケートなだけに摘んだラインとティップ操作で入れ込むような繊細な釣り方になる。

ウキが沈んでいる分、ラインの動きだけに集中する。

これはE氏も同じ様な釣り方をしているという。

この方法でバリが数尾混じる中、やっとキープサイズの33cmを取り込む。

短い地合いであったがこれを機に納竿とした。

マスクをしての釣りゆえ、息苦しく実釣時間さえ短かったが、後半の地合いがなにより楽しい釣行となった。

よって自粛ストレスを発散出来た磯であった。

Eさん、ルミカの神経絞め使い勝手良かったです。
ありがとうございました。

追記:帰りの高速道路インターで他のチームの方に会い情報交換した。

剣崎へ釣行したらしい。

皆さんボウズであったとのこと。
こちらと同じ水温低下で苦戦したらしい。

こんなこと殆どないのに・・・と言っていた。

reference:今回のグレは真子が満杯に詰まっていて、寒グレも終わり乗っ込みに入った感である。



2020.3.26 M

先日のリベンジでMへ出掛けた。

6時に到着するも駐車スペースは満車状態。

引き返すつもりでバッグギアに入れた時に一台の車が動きだした。

幸運にもそこへ停めることが出来た。

磯には5人ほど竿を出している。

真ん中あたりに釣り座を構えた。

海況はいつものべた凪・澄み潮である。

今日のタックルは別誂オレガ・ラインPE0.8号・中ハリス1.7号フタヒロそこへ0の棒ウキを通し、下ハリスは1.2号フタヒロ、針スレ4号でスタートだ。

コマセはオキアミ・V9・グレZ・パン粉で練り上げた。

コマセを撒くと足元には小魚の中、良型のバリが大量に漂っている。

これは厳しいと思い、餌取り用に足元へ20杯・沖へポイントを作るため20杯ほど撒いておく。

さて一投目この二つのポイントの真ん中辺りに仕掛けを入れてみた。

そしていきなりきついあたり。

案の定、35cmほどのバリが乗って来た。

今日のバリは叩かないのでてっきりグレかと思ったのだが...。

すると、足元に大量のグレが現れた。

シモリ上のヒトヒロあたりである。

直接仕掛けを入れるとアタリはあるのだが、ショックリーダーを省きフロロカーボンライン6ヒロのため餌を咥えた時のショックで付餌を話してしまう。

下層の良型は平打ちはなく漂う感じで、活性は低そうだ。

その上の小型は果敢に縦へ喰い上がり元気である。

しかし、小型とは言え縦釣りでは喰わないので作戦変更。

ハリスを詰めるのは面倒なので、しばらく小型と遊ぶため針3号・針上10cmに3号ガン玉を打ち、沖からのサビキに切り換える。

喰い上がる角度を保ちながらサビき、狙いポイントで落とし込む、その角度が合えば喰ってくる。

これで小型の数釣りモードへ突入。

小型と言っても25〜28ぐらいがメインで、それはそれで面白い。

しかし、針は一尾一本の割合で消耗してしまう。

すると左隣がそこへ仕掛けを投げてくる。

釣りたいのは分かるがマナーが悪い釣り人だ。

型も小さいので、そこはお隣に任せて、右沖へ新たにポイントを作り直す。

お隣はそこへ果敢にコマセを撒いているが一向にグレは乗らない。

沖のポイントができるまでコマセを撒きながらコーヒーにハニートーストでしばし、ブラックファースト。

お隣がやっと他へポイントを、切り替えたのでコマセが効いているうちに再度、そこでグレモードだ。

すると、お隣、またそこへ入れて来た。

ラインがクロスするほどだ。

先ほどから沖へコマセを入れ続けているのでオキアミと同じ速度で沈下するマイナス0の環ツキウキに取り替え、ハリス1.5号フタヒロ半、針スレ4号、ノーガンの仕掛けに作り替え、そこへポイントを変更する。

沖ゆえウキが沈み始めるとラインを頼りに
するしかない。

仕掛けが馴染むまで頻繁にラインメンディングを施しラインコントロールを小まめにする。

頃合いも見ながら張り聞きをして流すと指で摘んだラインがピクっと反応。

ここで張ると付餌を離される。
そこでティップを少し動かしラインに余裕を与える。
そして張り戻す。

これでもなかなか乗らない。
再度同じ作業をもう一度繰り返す。

やっと今日一の30 オーバーが来た。
これで一安心。

しかし、この後はすっぽ抜け、針外れが続き、良型はこの1尾だけであり、小さいが数尾キープして納竿とした。

毎度だが今日は針を多量に消耗した。

もう少し刺さり良く、針先の強い針は無いのだろうか。

日中は気温は高く暑いくらであった。

今後水温も上がればバリとの戦いは安易に予想できる。

先日ファミリーで来ていたGure kid今回も来ていた。

バリのみであったが、ロッドの捌きはすこぶる良い。
そして笑顔がとても愛らしい。

素敵なファミリーである。

また画像のベテランY氏は息子さんと34頭に数尾釣り上げていた。

こちらの方々からは釣り場情報をいただき楽しい時間を過ごせました。

ありがとうございました。

追記:今までは脳天絞めをして持ち帰っていたのだが、今回から脳天絞めを施した後、神経締めもしてしっかり血抜きをして持ち帰った。

これが帰宅して触れてみると、釣れたてと同じぐらい柔らかくて状態がとても良い。

今までより一層美味しく頂けました。

この方法は知っていたのだが、早く行えば良かった。^_^


結び替えた針3〜5号
結び替えた針3〜5号

Hats off for children
Hats off for children
2020.3.21 M
子供達に脱帽の一日(^^)

連休の暖かな中日、I氏ファミリーと釣行‼️

この日のMは満員御礼札止め状態である。

多くのファミリーフィッシャーがひしめき合う状況である。

ここまで釣り人が居るMも珍しい。

幸運にも4人並んで入れる釣り座があった。

午後から強風予測であり午前中勝負である。

I氏は家族サービスの釣行で、ご自身の釣りは二の次。

オイラはのんびり支度してから竿を出す。

足元には小さな餌取りは居るが沖は生命反応なしである。

開始して1時間は全く餌が取られない時間が続く。


Aちゃん足裏を釣り上げる
Aちゃん足裏を釣り上げる
休憩したり周りを見に行ったりと今日はレジャー気分の釣りである。

早速I氏30cmクラスを取り込むもgure8は未だ何も釣れない。

ここでAちゃんが25cmの足裏程をかけた。

Aちゃん、前日自宅でレバーブレーキを使った練習をして来たようで、竿さばきも下手な釣り人より、堂に入る特筆ものだ。

パパの目尻も下がりっぱなしである。

さて、ここでgure8もやっとタモサイズを掛ける。

30cm弱ぐらいであるが嬉しい一尾である。

この後リリースサイズの足裏を一尾掛けてからはあたりは何度もあるが乗ってこない。

針・ハリス・ウキを何度も取り替えパターンを掴む努力をするが、すっぽ抜けるだけ。


午後になり南の強風が吹き始め、しばし風との戦いだ。

あまりの強風であり結局強風には逆えず午後に撤収となる。

お隣のkidsくん、このコンディションの中、何と37cmを釣り上げた。

更に33cmと正に表題通りHats off for children(子供達に脱帽)であった。 大人は良型こそ出なかったが、暖かな磯とファミリーフィッシャー達が醸し出すホッコリ雰囲気で『心も🎵満タンに♪❣️』 こんな気分で磯を後にした。

先週に引き続き、今週もI氏と釣行した。

磯への到着は6時、先客は5人ほどであるが2人並んで入れるスペースがあり、そこへ釣り座を構えた。

今日のコマセは低層への拡散を意識して3Lオキアミを原形、半分、刻みと三種類になるよう砕きパン粉5kg、グレにはこれだを1本とパン粉系で練り上げた。

付餌は甘海老を針サイズに刻み、エビシャキに漬け込んで置いたものと加工オキアミを持って来た。

タックルはBB-X 1号、ライン1.85号、ハリス1.7合3ヒロ、ウキ00L、針はアブミ半スレ0.8号と型狙いだ。

第1投は6時30分。

潮は緩やかながら左へ流れる上りだ。

餌取りは見えずだ、騒ついた海面あたりに数カ所、仕掛けを投入してみる。

かろうじて幾つかヨレや小さな潮目が確認出来る。

そこを重点的に攻めてみるも付餌は全て残って来る。

30分程過ぎると雨が降って来た。

暫し岩陰に避難する。
I氏は雨の中果敢に仕掛けを駆使して30オーバーを取り込んだ。

雨は小降りに変わりgure8も再スタート。

しかし、また雨足が強くなる。

またも岩陰に避難。

そこでうとうとしていたら危なく岩陰から転げ落ちるほど眠り込んでしまう。

これで目が覚め、雨も緩くなり再開する。

I氏に棚を訪ねハリスを少し詰める。

しばらく付餌が取られない時間が過ぎる。

 どうも低層でコマセと同調していないように思える。

これでは釣りにならない。
そこで大きく離れた潮上に拡散するようにコマセを入れ、潮下で合うように工夫する。

I氏はさらに良型を取り込んだ。
潮が止まり、下げに期待して冷えた身体にコーヒーとI氏の小ネでホットブレーク。

これで心身を暖める。(#^.^#)v

さて下げの潮になり、波っ気も出て良い感じだ。

低層狙いであり、複雑なカジメがある下潮でのハリスひねりを防ぐためサルカン繋ぎに作り変える。

針をヒネクレグレ5号に結び変え、スタートして20分ほどから付餌が無くなるようになる。

ここでやっと30オーバーを取り込む。
開始してから3時間だ。

ハリスは3ヒロだが釣れた棚はおおよそフタヒロ強あたりだ。

針を結び直し、ウキ止めを下げ、誘導幅10cmにしてサルカン上にG5針上1mにG7を打ち強制的に棚に入るように作り変えた。

コマセは縦横へ投入面積を拡げて打ち続けておく。
これで30オーバーを追加した。

しかし、また喰いが止まり、今日のグレは気まグレ^_^である。


画像は可愛い親子の餌取りさん🤗 

作戦変更だ。

再度仕掛けを作り変える。

狙い棚を探り直す思考である。

仕掛けはこうだ、ウキを感度重視の棒ウキBに変え、棚までのハリスの振り幅を無くす設定でサルカン下にG2、針上15cmにガン玉(ガン玉はゴム張り、後で外すときハリスに傷が付かないように)Bを打ち、針はソナー用に3号を結び、ウキ下は先程より50cm深く設定した。

gure8流の張りながら探るソナー法だ。(๑˃̵ᴗ˂̵)

ここで微妙なあたり、棒ウキならではの反応である。

ここで棚を見つけて、針上のガン玉をサルカン近くに打ち直し、針をひねくれグレ4号に結び換えて仕掛けを振り込む。

その数投目、直ぐにウキが反応する、ラインを少し送りハリスに余裕を与えた後に張る。

この繰り返しで小さな張り戻しを何と5回も掛けて喰わせた。

重量級の手応えだ。

即座にロッドをズームアウトする。
頭をこちらに向けてのやり取りとなり、こちらに突っ込んで来る。

足元には左右のカジメがあるがこれらを交わせて、先手先手で取り込んだ。

久しぶりの40オーバーである。

先調子ならではのBB-Xだから先手をとれたのだ。
先週用いた胴調子オレガだったら根に張り付かれたかもしれない。
(胴調子だと魚がこちらを向く前に3・4番が勝手に仕事をしてしまうからだ)

ここからウキを0の棒ウキに付け替えサルカン下はノーガンとし、針は同じひねくれグレ4号に結び換える。

これは棚を掴んでいるし、餌取りも居ないのでゆっくり落ちる付餌なら下潮でコマセ同調も長く、喰いやすいと言う理屈だ。

ここで再度30オーバーを取り込む。

しかし気まグレのようで、また喰いが止まった。


ここでまた先程のBウキのソナー仕掛けに作り変える。

棚は先程より更に下に移動したようで、先程より50cmほど仕掛けを深く送り込む。

ここでまた30オーバーを取り込んだ。

またもウキを0に取り替え、喰い棚まで馴染めせからウキがややシモルようにG7のガン玉を追加して半固定仕掛けにした。

これは環付きウキなので取り替えは容易であり、ガン玉も外す・付けるだけの作業なので楽な仕掛け変更なのだ。

これでまた良型を取り込み、最終的に43cm頭に38・37・35等で6尾キープとなり4時30分に納竿とした。

このキープの良型は何と前日食べ残した甘海老だから堪らない。

終わってみればI氏も35オーバー含め5尾キープ。

帰りの道中、2人のバッカンはズッシリと重かった。

今回も荷物を持っていただきありがとうございました。


2020.2.29 M

今日のパートナーはI氏だ。
いつもの待ち合わせ場所で合流し、朝6時に磯へ。

先客は6人ほどだ。
端の方へ並んで釣り座を構えた。

今日のタックルはOREGA 5 m 道糸1.85ハリス1.7号、フタヒロ半、針スレ細軸4号、ウキグレックス+00Lノーガンと強気の仕様である。

海況は凪ぎであるが所々小さなヨレは見られるので、そこの潮筋へ重点的にコマセを撒いておく。

さて一投目、張りながら棚を探るが反応はない。

足元には小さなスズメが沸いているが、狙う沖ヨレにスズメは入り込んで来ない。

しかし、前回同様、上画像の鳥がウキ周りに集まり潜っては小魚を捕食している。

これではグレは散ってしまう。

よって鳥集めに潮上にコマセを撒き、狙うラインに寄せ付けないようにする。  

このコマセの量が半端無いので、コマセを狙う潮下に効いてくれればと思い、少し潮上に撒き一石二鳥と言う理屈で対応した。


海況は仕掛けがフタヒロまで馴染み、ウキがシモリはじめ1mほどでウキが止まる、こんな潮状況だ。

この仕掛けで数投するも全く付餌が取られない。

どうも変な感じがする。


これは低層にクロダイがいるのかもと思い、G7.6.5とガン玉を付け替えながら下潮を探ってみると、シモッてゆくウキが微妙に揺れた。

ここで小さく張り戻すように張りをかけて探ってみる。

もうウキは見えなくなり、ラインのテンションに集中する。

ラインマーキングが少し引っぱられたので、ここで合わせを入れる。

本来グレなら更に張り戻しを掛けるのだが
クロダイの可能性もあると判断したからだ。

いきなりズシッとした手応えで良型と判断する。

動きが鈍くグレでは無さそうである。
そう、やはり予測通りクロダイである。

目の前は入り組むシモリであるが潜られる事も無いと判断し、ゆっくりやり取りすることに。

取り込んだのは40cmの銀の武士だ。

グレ釣りの外道とは言え嬉しい訪問者である。

その直後にI氏 重量級のやり取りが始まった。

トーナメント競技のロッドバランスを横から見ていたのだが、このロッド操作によって3番・4番は実に巧妙な仕事をする造りに思える。

扱い方によるが力伝達と番手の仕事が一体化された感覚で、掛けたら獲ると言った器量とでも言うべき仕様に見える。


例えるならレースカーのようにアクセルを踏んだ分だけトルクを発生し、ハンドルを切った分だけ曲がる。

多面的でありながら一体感を保つ機動力であり遊びのないアスリート向けロッドに感じる。

そして細仕掛けで取り込んだのは65cmの巨大ボラである。

まだ午前中ではあるが、しばし休憩を取り、いつものおもしろ小ネタと時事話しに花が咲く。

毎度ながらこの時間は実に愉快なのである。

さて後半の下げは、今日の狙い潮であり良型狙いなので再度仕掛けを作り直す。

と言っても前半と同じなのだが、道糸を3m切り、ハリス1.7号フタヒロ強、ウキは同じ00、針をスレ5号に変えただけである。

後半はどちらかが釣れたら釣り座を入れ替わる事にした。

開始して30分ほどでグレ8が33cmのグレを取り込む。
棚はほぼ想定通りなのでウキ止めを結び棚手前からウキがシモルようにガン玉G6を絡まん棒下に装着。

そして釣り座を入れ替わり今度はI氏が35cm。

また入れ替わりグレ8が30cm超え。

こんな変則的なバディシステム?で2人合わせて13尾をキープした。

I氏大漁のため、小さめはリリースと余裕の対応だ。

前半は渋い海況であったが、後半は二人とも棚を掴んでいた事もあり地合いをモノに出来たと思う。

今回もデップリとした脂の乗ったグレである。

帰宅して、グレを捌きながら刺身、カルパッチョ、炙り、霜降り造り・・・前回釣れなかっただけに、こんなことをビジュアライズ。

お酒は吟醸酒・焼酎・ワイン・・・なんて、小さな幸福感に包まれながら包丁を走らせた。

Iさん楽しい小ネタに美味しいお土産、そしてバディシステム釣法とありがとうございました。


gure8本日のキープ
クロダイ1尾・グレ4尾
合計5尾

2020.2.8 M

今回はI氏との釣行である。

いつもの場所で待ち合わせして、明るくなる6時過ぎに磯へ向かう。

早くも4人ほど竿出ししている。

端の釣り座をキープして、2人並んで竿出しすることにした。

今日の海況は大潮で、やや波っけもあり良さそうな感じだ。


コマセを撒いてみるが小さな餌取りが沸き始めるも下潮までは追いかけていかない。

これは釣りやすいと思うも、直ぐに数羽のカモが現れた。

こいつがコマセのオキアミを拾い始める。

更にその下にいる小魚を捕らえに水中へもぐっていく。

それもコマセを打ったところに何羽も集まってくるから始末が悪い。



こんな具合に餌取りならぬ邪魔者はカモであり、こいつ用にコマセを撒き、そちらへ移動させてから狙うポイントへコマセを撒くカモ分断釣法と奇妙な釣り方になる。

しかし、全く付餌が取られない。
これだけカモが縄張りを効かせているからだろうか魚が居ないのかは全く掴めない。

そんな中カモ場とポイントを丁寧に分けてカモには大量のコマセを効かせていたI氏、早くも40近いクロダイを取り込む。

根掛かりを避けた00の完全フカセで底一杯のカジメの隙間を流す様はトレースラインを読み切ったキャスト&メンディングによる技が冴える。

直角に構えたロッドの穂先を操り、ラインの送りと止めを小刻みに繰り返すロッドワークとライン出しメンディング技法は熟達の妙である。

これで更に33ほどのクロダイを仕留めた。

gure8はと言うと全く付餌が取られず、最後の手段の1号ハリスに3号針まで落とすと、ここでやっと当たり。



低層で掛けているので底から引き離すように強く引き上げでから、やりとりを開始するがこの強引な引き上げが良くなかった。

それは何度も頭を振られて魚を暴れさせてしまい、結果は根ずれによるハリス切れでバラしてしまう。

こんなチャンスに限って1号ハリスではタイミング運まで失っている感じだ。

ハリスを見ると何箇所もザラザラであった。

その後も2回あたりもあるが乗らないまま前半終了となる。

ここからの休憩時間ではI氏の小気味良い話が愉快であり、拈華微笑と言うほどに通じ合う感性が釣りプラスの幸福感を与えてくれる。

さて、後半はI氏に釣り座を譲っていただき同じポイントを流すも当たりはない。

仕掛けをI氏と同じ00の完全フカセに作り替えるも結果は同じである。


このまま終了の時間となり撃沈釣行となる。

今回は潮を読みきれない失策であった。

奥の浅いワンドからE氏がやって来て35cm2枚とのこと。

魚はいるのだが最後まで仕掛けも棚も合わせられるず反省だけが残る釣行になってしまった。

I氏の技、E氏の潮を捉える説明にも脱帽であった。



2020.1.24 M

K氏
快挙❗️表題の53cm

夕まずめに三浦の記録的サイズを仕留める


今年2度目の釣行であり、今回もK氏と同行した。

到着は朝方だが、風も殆どなく気温は12度と暖かい。

少し遅れてK氏も到着。

K氏は磯へ、オイラはそのまま車で仮眠することにした。

7時前に磯へ行くと数名竿を出している。

しかしK氏はまだ準備中であり余裕の構ええだ。

大潮で下段は多少波が這い上がる。

K氏は高飛びを選びオイラは下へ降りた。

澄み潮だが多少の波っけもある。

高台に行きコマセを撒いてみると無数の餌取りの下方に微かに小さいが青白い魚体が見える。

おおよそフタヒロ半あたりだ。

仕掛けはこうだ。
ラインは前回同様ダークネイビーのマックスガンマステルス、ハリス1.2号サンヒロ、ウキは棒タイプB、針は3号、がん玉Bをハリス真ん中へ打ち、狙い棚へはヒトヒロ半の喰わせ幅を持たせる。

足元からスタートすると3投目で25cmほどの足裏が乗る。


今回使用のウキ・針
今回使用のウキ・針
活性が高いようで、ブルーの魚体がサンヒロあたりの低層にチラチラ見え始めた。

型を狙う思考で遠投用コマセを加え硬めに練り直す。

空気抜きを丁寧にして超硬めに仕上げた。

これで団子状のまま沈下させられ餌取りのいる上層を突破し、下層までの拡散時間が稼げる。

ウキ留をおおよそ4ヒロあたりに調整してその上30cmほど上に目印を結ぶ。

ガン玉を50cm上に打ち直し喰わせ幅を調整する。

目印まではスラックを出し、馴染んでからティップで張りを掛ける。

このティップ操作で下層の角度を想像しながら喰わせ幅を稼ぐ。

下潮は幸いにも右前方へ向かっているのでライン操作は左へ数回程で下層のコマセに合わせられる。

先コマセ5杯、仕掛けはその先へ、追いコマセをウキ手前に5杯、このパターンだ。

ここからグレラッシュタイムだ。


足裏強だが、ほど良く釣れ続く。

30分ほど続くもこれで午前の地合いは終了。

早めにいつものバーベキュータイムとする。

今日は焼き鳥用に比内地鶏を竹串に刺してきた。

更に海老のアヒージョ、鶏鍋と続く。
相変わらずK氏の調理は手際が良い。

このまま、午後の地合いまでゆっくり休憩を取る。


さて、後半スタートだ。

潮を考察すると先程とは違い、潮が緩くナギ状態に変わってしまう。

餌取りは漂うほどの群れ方で、一向に居なくならない。

ここは沖狙いと思い、超遠投で
コマセを撒いてみると。

浮きグレのような波紋が見える。

ここで大幅に仕掛けを作り直す。

ウキ00L、ハリス1.5号フタヒロ、ウキ留めガン玉無しの完全フカセに切り替える。

先コマセを5杯、その次にコマセと同時に仕掛けを打ち、更にウキ手前に5杯打つ。

このパターンでグレラッシュタイムに突入。

1時間ほど釣れ続くも狙いの良型には出会えない。

次に対角線上の右側沖へ時々コマセを撒いておいたので、こちらへ狙いを変更すると下層まで付餌は取られない。

ここでまた仕掛けを作り直すり

ハリスサンヒロ半、ハリスの中へウキ000を強制的に沈ませするようにハリスに固定して針はピンクのスレへ変更。

目印糸まで馴染んだら、きつめに張りを掛ける。

これで、もぞもぞっとした感覚が手元にやってきた。

2、3回張り戻しを掛けても乗らない。
故に張り幅を大きく素早く引き戻した後に乗って来た。

喰いは渋いが沖の低層で掛けているから重量感を楽しめる。

そして取り込んだのは納得サイズほ35cmを取り込んだ。

この後も30cmアップを含む10尾ほどを取り込む。

午後の地合いは長く、久しぶりに数釣りを楽しめた。

キープは体高あるグレを選び、残りはすべてリリースとした。

4時半に納竿し磯を後にした。

Kさん❗️今日も美味しいお料理をありがとうございました。

2020.1.3 M

2020年初釣りはMを選択、パートナーはK氏である。

混み合うことを予測して早めに出掛けたのだが駐車スペースは満車。

入り口付近に車を停めて磯へ向かうも誰もいない。
そう、満車の理由は手前の砂場でキャンパーが複数いるためだ。


磯の釣り座を選び放題ゆえ、K氏は前回gure8が数釣りしたワンド、Gure8は真ん中あたりに釣り座を確保。

明るくなるまで車に戻り仮眠をする事にした。

K氏はそのまま夜釣りへ突入。
(夜中は赤雑魚のみであったそうだ)

そして明るくなって釣り座へ行くとgure8の釣り座に中年夫婦が竿出ししている。
gure8のチャランボも打ち.荷物も置いてあるのだが完全無視。

一応マナーのお話しをしてそこを譲ったのだがお礼も謝罪も無し。

まぁお正月なので・・・gure8は内側の釣り座へ移動。

さて、実釣だが今回はオレガ別誂口太50にダイワのMAXGAMMAステルス1.85号を巻いて来た。

実釣も兼ねてこいつのインプレも記載してみよう。

仕掛けはいつもの棒ウキにハリス1.2号フタヒロ半、ハリは競技口太の3号でスタートだ。

数投目にキタマクラが乗るのだが足元はバリしか見えない。

グレの姿は見えずである。

しばらく餌取りとの戦いであったが埒が開かず、磯へシートを敷いて2時間仮眠。
目の前に富士、暖かな陽射しを受けての目覚めはとても気持ち良い。

K氏に状況を尋ねたら、まったくと言うジェスチャー。

再開するのだが、足元から20mぐらいまではバリの餌食である。

さて、オレガとMAXGAMMAの組み合わせの感想だが40cmのバリを取り込むまでだが、オレガは胴調子である。
穂先でのあたり取りは普通だ。

4番に乗せる時の粘り感としなやかさは先調子とは違い、胴の曲がりは力の入れ方でコントロール出来るほど腕の延長のような扱いが出来る。

しかし、合わせ→タメ→寄せまでのロッドの角度作りがキモで、初動が遅れると魚の顔は沖に向いてしまう。

先調子に慣れているとこの一連の動作が少しオーバーアクション気味にしなくてはならない。

このロッドでの細仕掛けも可能だが、細仕掛けでロッドが伸されると体勢の立て直しは糸を出すしか無い。


さて時刻は、お楽しみのバーベキュータイムとなり、前半最後の一投で気持ち良いあたりだ。

型が小さくロッドの特性を100%発揮出来ないが、ここでも4番の扱いが面白い。

このロッドは1.5号相当なのだが胴調子ゆえ30 cm程のグレでも楽しくやり取りが出来るほどであった。

今までのオレガとは一味も二味も違うもので以前のオレガとは全く別物と言って良いほどである。

MAXGAMMAラインであるがこいつはステルスタイプの海中で同化するダークブルーにグリーンマーキングであるが意外とマーキングが見やすい。

サスペンドであるが比較的フロート気味であり軽い潮の時は海面直下に漂う感が強い。

ラインが見やすいのも、この浮力だからであるが、水切れも良く扱いやすい。

しかし、欠点もある。
これは硬いラインゆえ巻き取る際にある程度のテンションを掛けて巻かないと、のちにバックラッシュを起こしやすい。


バーベキューを終え、ここからはバリの連打となりグレは結局この一尾だけ。

厳しいながらの一尾であり、4時の鐘が鳴り納竿とした。

今後ともGURE8よろしくお願いします。
2020.7より後半リポート
2020.7より後半リポート